漢方薬についてのよくある質問
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Q.どのような病気が治りますか?
Q.どのくらい漢方薬を内服すれば治るのでしょうか?
Q.西洋薬との併用は可能ですか?
Q.保険は効きますか?
Q.煎じ薬とエキス剤(顆粒や粉の薬)では効果が違いますか?
Q.漢方薬に副作用はありますか?
Q.どのような病気が治りますか?
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 患者さんは西洋医学が苦手とする病気の人が多いようですが、
本来はどのような病気でも対応可能です。

 江戸時代までは医学といえば漢方であり、すべての疾患に対応していたことを考えれば、
不思議なことでもなんでもありません。
しかし、今は江戸時代ではないので、現代医学で治療したほうが良い疾患もあります。
・外科的な処置を必要とするもの(交通事故、腫瘍など)
・急性の細菌性疾患(おでき、急性の膀胱炎など)
などでは、特別な事情がない限り漢方よりも現代医学治療のほうをお勧めします。

 【補足】
癌に対して漢方薬は効きますかということをしばしば聞かれますが、二つのケースがあります。

 一つは漢方薬を補助的に使用するものです。
つまり、癌を直接やつけるのは西洋医学(手術による切除や抗がん剤、放射線など)にまかせ、
漢方薬は食欲減退などの西洋治療の副作用を軽減したり、
低下してしまった免疫力を改善して癌などに対する抵抗力を高めて治療していこうというものです。

 もう一つは西洋医学ではさじを投げられてしまった患者の治療です。
といってもこれは癌を治すというより、患者の全身状態を改善し、余命の質を上げ、
さらに延命を図るというのを主眼とする治療です。どちらの場合でも私としてはお勧めできる治療です。

Q.どのくらい漢方薬を内服すれば治るのでしようか?
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 これは疾患にもより、一概に言えません。

ひとつの傾向として罹患期間が長いほうが、また年齢が高いほうが、
内服する期間は長くなる傾向にあります。

Q.西洋薬と併用は可能ですか?
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 併用して問題となることはそうありませんが、
肝炎治療薬のインターフェロンと小柴胡湯、低カリウムを起こしやすい薬と甘草の入った漢方薬など
薬によっては併用が好ましくないものもあり、専門家の意見を聞くほうが無難です。

Q.保険は効きますか?
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 エキス剤といわれる顆粒状の漢方薬は保険治療が普通です。
しかし煎じ薬になると施設によりまちまちです。
というのも保険というのは金額が決められてしまうため、
良い生薬を使うとコストがかさむため赤字になることがあります。

 また一つの処方を作るのにかなり手間がかるため、人件費もエキス剤に比べ大きくなります。
そのため良質の生薬を使って
(朝鮮人参など良いものと安価なものでは薬効とともに値段も大きく違います)、
きちんとした処方を作ろうとすると、保険ではなかなか難しいのが現状です。

Q.煎じ薬とエキス剤(顆粒や粉の薬)では効果が違いますか?
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 インスタントコーヒーと豆のコーヒーの違いに例えられますが、そう簡単なものでもありません。
エキス剤と品質の良い生薬を使った煎じ薬との差は歴然で、コーヒーと一緒と思います。
しかし品質の劣る生薬を使った煎じ薬ではエキス剤とどちらが良いかは難しい問題です。

 エキス剤はメーカーの努力により品質がほぼ一定であるため、
一定の効果を得やすいという長所があります。
煎じる手間が無いことや携帯性が良い点もあります。
また学会での発表はエキス剤を使ったものが多いので、情報を得やすくももあります。

 私の考えは品質の良い生薬を使うなら煎じ薬、
安価な生薬を使った煎じ薬ならエキス剤で十分と思っています。

Q.漢方薬に副作用はありますか?
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 副作用のない薬はありません。漢方薬も然りです。

 しかし「漢方薬に副作用がない」という伝説が生まれたのはそれなりの理由があります。
西洋薬のような重い副作用を起こすことは極めてまれであることと、
副作用と思われるもののうち漢方の専門家ではまず見られないような
「副作用」(漢方薬が適切でないためおきたもの)が多く、
専門家では実際にはほとんど起きないからです。